こんにちは!生活設計士のなっちです。
仕事が終わって疲れて帰宅した夕方、パートナーからこんな言葉をかけられたことはありませんか。
今日のご飯、何がいい?
一見すると相手を気遣ったとても優しい質問に思えます。
しかし、仕事で頭のメモリを使い果たした夕方にこの質問をされると、考える気力が残っておらず、思わず言葉に詰まってしまいます。
うーん、なんでもいいよと答えると、なんでもいいが一番困るんだけどと返され、夕方のリビングがなんとなくギスギスしてしまう。
多くの共働き家庭や子育て世帯で繰り返されているこの光景ですが、我が家では今日のご飯何がいい?という質問を家庭内から永久追放しました。
今回は、なぜその質問をやめたのか、作る側が勝手に決めることでなぜ冷蔵庫の食材ロスが消えるのか、そして相手が作る日の画期的な提案ルールについて詳しくお話しします。

何食べたいと聞くのは献立を考える家事の放棄だった
僕自身、以前は自分が夕飯を作る際、よかれと思って妻に今日何食べたい?とよく聞いていました。
しかし、実際に運用してみて気づいたのは、そう聞いても具体的な答えが返ってくることはほとんどないという事実でした。
本当に何か特定の食べたいものがある時は、わざわざ聞かれなくても自分から自然と言ってくることの方が多いのです。
それにもかかわらず、毎回夕方に何がいい?と聞くのは、単なる時間の無駄でした。
さらに深く考えてみると、料理において最も重い負担は、手を動かして包丁を握ったり火を使ったりすることではありません。
冷蔵庫の在庫を確認し、賞味期限を見極め、栄養バランスを考えながら献立を決めるという思考のプロセス(見えない家事)こそが一番疲れる作業です。
料理担当である自分がその質問を投げかけるのは、献立を考えるという最も重い家事を相手に放棄して丸投げしているのと同じだと気づきました。
相手に考えさせる負担をかけるくらいなら、食事担当の自分が最初から最後まで1人で決めて作るべきだと方針を改めました。
作る側が勝手に決めることで冷蔵庫の食材ロスがゼロになる
作る側が自分で勝手に献立を決めるスタイルに切り替えると、家事の効率化において大きなメリットが生まれました。
それが、冷蔵庫の食材管理と在庫整理が劇的にラクになることです。
相手に無理やり食べたいものを絞り出してもらうと、そのリクエストに応えるためにわざわざ別の食材を使うことになり、冷蔵庫にすでにある古い野菜や賞味期限の近い食材が使えなくなってしまいます。
その結果、使われなかった食材が奥の方で傷んでしまい、食材の廃棄ロスが発生していました。
作る側が主体となって勝手に決める運用であれば、献立の決め方は極めてシンプルになります。
冷蔵庫の扉を開けて、今ある食材の中で一番古くなっていそうなものを最優先で選ぶだけです。
傷みかけのキャベツや使いかけの豚肉があれば、それらを組み合わせて作れる炒め物やスープを直感的にパッと決めて調理に取り掛かります。
相手の好みを毎回伺う必要がないため、迷う時間が消え、冷蔵庫の中身も常に綺麗に循環して食材ロスが完全にゼロになりました。

妻が作ってくれる日は自分が作るつもりで冷蔵庫を見て提案する神プロトコル
我が家では、妻が夕飯を担当してくれる日もあります。
その際、妻から今日何食べたい?と聞かれることも当然あります。
そんな時、以前の僕であればなんでもいいよと答えて相手を困らせていました。
しかし、現在の僕はなんでもいいという言葉は絶対に使いません。
たとえその瞬間に特別な食欲や食べたいものがなかったとしても、自分が今から作るつもりで一旦冷蔵庫の中身を見に行くようにしています。
そして冷蔵庫の在庫を確認した上で、自分だったらこれを作るなという具体的なメニューを提案するのです。
冷蔵庫のキャベツと豚肉が少し残っているから、回鍋肉か野菜炒めはどうかな?
このように提案すれば、実質的には早く消費してほしい食材を伝えているだけですが、相手にとっては冷蔵庫の在庫を把握しながら具体的な選択肢をもらえるため、献立を決める負担が一瞬で消え去ります。
丸投げのなんでもいいを在庫ベースの具体的提案に変えるだけで、お互いに気持ちよく料理をバトンタッチできるようになりました。

夫婦で相談すると10分以上溶ける!献立決めは1人で完結させるのが圧倒的に効率的
毎日の献立決めは、1人で悩んでいても5分から10分ほど時間を浪費してしまいがちです。
そこに夫婦での何がいい? うーん、どうしようかという曖昧な相談が加わると、さらに10分以上の時間が溶けていきます。
仕事終わりの貴重な夕方に、何を食べるかという小さな決断だけでエネルギーと時間を消耗するのは本当にもったいないことです。
献立については、料理を作る担当者が1人でパッと決めて完結させてしまった方が、家庭全体のタイパは圧倒的に良くなります。
もしパートナー側にどうしても食べたいものがあれば、今日どうしてもカレーが食べたい!と自分から自然にリクエストを出してくれます。
食べたいものがある時は自然と言い合える関係づくりさえできていれば、普段の日は作る側が冷蔵庫の在庫を見て勝手に決めてしまって何の問題もありません。
決断の数を減らして浮いた時間とエネルギーは、子どもと一緒にお風呂に入ったり、家族でゆったりと会話を楽しんだりする時間に充てることができます。

小さな決定を手放して家族の笑顔を増やす自炊の仕組み化
今回の内容を整理します。
- 今日何食べたい?と聞くのは、献立を考えるという一番重い家事を相手に丸投げしているのと同じ
- 本当に食べたいものがある時は相手から言ってくれるため、普段は聞く必要自体がない
- 作る側が勝手に決めることで、冷蔵庫の古い食材を最優先で消費でき食材ロスがゼロになる
- 相手が作る日は、なんでもいいと言わずに自分が作るつもりで冷蔵庫を見て具体的に提案する
- 献立決めを1人で完結させることで、夕方の決定疲労と夫婦のギスギスを完全になくすことができる
家事の最適化とは、単に手を早く動かすことではありません。
日々の暮らしの中に潜んでいる名もなき決定疲労や小さなストレスを、仕組みとルールによって綺麗に削ぎ落としていくことです。
夕方の献立決めに疲弊している方は、ぜひ今日から勝手に決めて勝手に作るスタイルを試してみてください。
頭のメモリをすっきりと解放して、心穏やかで笑顔あふれる夕方の時間を手に入れていきましょう。


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